奈良県桜井市から三重県伊勢市の伊勢神宮を結ぶ伊勢街道は、都のあった「大和」と聖地「伊勢」を結ぶルート。古代から多くの人がこの道を利用しました。伊賀神戸、青山高原、伊勢中川を通る「初瀬街道」は、壬申の乱(672)に大海人皇子が大友皇子を倒すために名張へと向かった道で、7世紀から14世紀まで続いた斎王(天皇に代わって伊勢神宮に仕えた皇女)もこの道を通りました。また、曽爾高原を通る「伊勢本街道」は大和と伊勢を結ぶ最短ルートとして多くの人に利用されました。このルートには豊かな自然資産に加え、松坂牛、伊賀牛などの名産も多くあります。
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